抗がん剤治療の段階別ウィッグ選び方 | 準備~回復期まで
抗がん剤治療と向き合うあなたへ 〜「髪の心配」を「安心」に変えましょう〜
抗がん剤治療が始まる、あるいはすでに治療中の方へ。
「髪の毛が抜けるかも…」「もし抜けてしまったらどうしよう…」
そういった不安な気持ちを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。アクアドールにも、たくさんの方が同じようなお悩みを抱えてご相談にされます。
髪は、ただの体の一部ではありません。私たちの個性であり、自信であり、日々の生活を彩る大切な要素です。それが突然失われるかもしれないという現実に直面したとき、戸惑いや悲しみ、時には恐怖を感じるのはごく自然なことです。
しかし、どうぞご安心ください。抗がん剤治療による脱毛は多くの場合一時的なものです。そして、今の時代には素晴らしいウィッグという選択肢があります。ウィッグを賢く活用することで、治療中でもこれまでと変わらない、あるいはそれ以上にあなたらしい毎日を送ることが可能なのです。
この記事では、抗がん剤治療中の脱毛というデリケートなテーマについて、そのメカニズムから、ウィッグの選び方、使い方、日々のケア、そして治療後の回復期まで、初めての方でも安心して理解できるよう、網羅的に解説します。漠然とした不安を具体的な知識に変え、前向きに治療に臨むための実践的な情報を提供します。
この記事を読むことで、あなたは以下の知識と安心感を得ることができます。
- 抗がん剤による脱毛のメカニズムと時期、そして回復の見通しを正しく理解し、不必要な不安を解消できます。
- 自分にぴったりのウィッグを選ぶための基準とコツ(種類、素材、自然さのポイント、サイズなど)を把握し、後悔のないウィッグ選びができます。
- 医療用ウィッグの費用や助成金・医療費控除の制度について知り、経済的な負担を軽減する方法を見つけられます。
- ウィッグの正しい装着方法や日々のお手入れ、デリケートな頭皮のケア方法を習得し、快適に長くウィッグを愛用できます。
- 治療後の髪の回復状況に合わせたウィッグの活用法や、自毛までの道のりを具体的にイメージでき、前向きな気持ちで回復期を過ごせます。
- アクアドールが提供する、お客様に寄り添うトータルサポート体制について理解できます。
この記事を読めば、なぜ今ウィッグのことを知っておくべきなのか、そしてどのように準備を進めれば良いのかがきっと見えてくるはずです。あなたの「髪の心配」を「安心」に変えるお手伝いができれば幸いです。
1. まずは知っておこう!抗がん剤治療と脱毛のこと
抗がん剤治療を始めるにあたり、多くの方が抱える不安の一つが「脱毛」です。この現象について正しく理解することで、心の準備が整い、治療に前向きに取り組む一助となるでしょう。
なぜ髪は抜けるの?体の中で何が起きるの?
私たちの体は、常に新しい細胞を作り出し、古い細胞と入れ替えることで健康を維持しています。特に、がん細胞は非常に活発に細胞分裂を繰り返して増殖します。抗がん剤治療は、このがん細胞の増殖を抑えることを目的としたお薬です。しかし、抗がん剤は、活発に分裂する細胞を攻撃する性質があるため、がん細胞だけでなく、正常な細胞の中でも分裂が活発な細胞にも影響を与えてしまうことがあります。
髪の毛を作る「毛母細胞」も、実は分裂が非常に活発な細胞の一つです。そのため、抗がん剤の影響を受けやすく、ダメージを受けることで髪の成長が止まり、脱毛が起こるのです。
脱毛は、特定の抗がん剤治療で起こりやすい副作用の一つであり、その程度やいつから始まるかは、使用される抗がん剤の種類、投与量、治療期間、そして個人の体質によって大きく異なります。すべての方が同じように脱毛するわけではありませんが、可能性として知っておくことは大切です。
いつから?どのくらい?脱毛のタイミングと抜け方
脱毛が始まる時期は、抗がん剤の初回投与から約2〜3週間後が一般的です。これはあくまで目安であり、個人差があります。
- 初期の兆候: まずは、ブラッシングやシャンプーの際に抜け毛が増えたと感じるかもしれません。枕元や床に落ちている髪の毛が気になり始めることもあります。
- 本格的な脱毛: その後、数日のうちに脱毛が急速に進み、まとまった量の髪が抜け落ちることが多くあります。この時期は、精神的にも最もおつらく感じるかもしれません。
- 脱毛の範囲: 頭髪だけでなく、眉毛、まつげ、鼻毛、脇毛、陰毛、手足の毛など、全身の体毛に影響が出ることがあります。眉毛やまつげが抜けるとお顔の印象が大きく変わるため、特に気にされる方が多い部分です。眉毛やまつげが抜ける時期も、頭髪の脱毛と同時期か、やや遅れて現れることがあります。この変化に備え、アイブロウペンシルやつけまつげなども検討しておくと安心です。
多くの抗がん剤治療では、最終的に頭髪のほとんどが抜けてしまう「全脱毛」に至ることが一般的です。しかし、中には髪が薄くなる「部分脱毛」で済む場合や、ほとんど抜けない抗がん剤もあります。治療開始前に、担当医や看護師に脱毛の可能性や程度について確認しておくことをお勧めします。脱毛の期間は、治療計画によって異なりますが、一般的には治療が続いている間は脱毛が続くことが多いです。
髪はまた生えてくる?治療後の回復の見通し
この点が最も重要で、多くの方が「本当にまた生えてくるの?」と心配される部分でしょう。ご安心ください。抗がん剤治療による脱毛は、ほとんどの場合において「一時的なもの」です。
- 生え始めの時期: 抗がん剤治療が終了すると、ダメージを受けていた毛母細胞の活動が回復し始めます。一般的には、治療終了後約1〜3ヶ月後くらいから、新しい髪の毛が生え始めることが多いです。この時期には、頭皮を触るとチクチクとした感触があるかもしれません。
- 初期の髪質: 生え始めの髪は、以前の髪質とは異なる特徴を持つことがあります。
- 細く柔らかい産毛のような髪: 最初は色素が薄く、コシのない細い毛が生えてくることが多いです。まるで赤ちゃんの髪の毛のような状態です。
- 髪質や色の変化: 以前はストレートだったのにクセ毛になったり、逆に縮毛だったのにストレートになったり、白髪が増えたり、色が濃くなったり薄くなったりと、髪質や色に変化が見られることがあります。これは、毛母細胞が完全に回復するまでの過程で起こる一時的な現象と考えられています。特に、生え始めは短い毛が立ちやすく、まとまりにくいこともあります。
- 成長の遅さ: 最初のうちは、髪の伸びるスピードが以前より遅いと感じるかもしれません。
これらの変化は一時的なものであり、時間が経つにつれて徐々に元の髪質に戻っていくことがほとんどです。ただし、完全に元に戻るまでには、数ヶ月から1年以上かかる場合もあります。焦らず、ご自身のペースで回復期を過ごすことが大切です。この期間に、ウィッグや帽子などを上手に活用することで、外見の不安を軽減し、精神的な負担を和らげることができます。
知っておくと安心:脱毛以外の、頭皮や髪の変化
脱毛そのものだけでなく、抗がん剤治療は頭皮にも様々な影響を与えることがあります。これらの変化を理解し、適切な頭皮ケアを行うことで、快適に治療期間を過ごすことができます。
- 頭皮の敏感化: 髪の毛がなくなることで、頭皮が外部からの刺激に直接さらされるため、とてもデリケートな状態になります。普段は気にならないようなわずかな刺激でも、かゆみやヒリつきを感じやすくなることがあります。特に、ウィッグのネット部分や帽子の素材が刺激になる場合もあります。
- 乾燥とかゆみ: 抗がん剤の影響で、頭皮の皮脂分泌が減り、乾燥しやすくなることがあります。乾燥はかゆみやフケの原因にもなります。特に冬場や空気が乾燥している季節は、保湿を意識した頭皮ケアが重要です。
- 炎症や赤み: 特定の抗がん剤の種類によっては、頭皮に炎症や赤みが生じることがあります。もし、これらの症状が強く出る場合は、担当医に相談しましょう。
- 日焼けへの注意: 髪の毛が紫外線から頭皮を守る役割を果たしていたため、脱毛後は頭皮が直接紫外線にさらされます。日焼けによる炎症やダメージを防ぐために、外出時は帽子やウィッグ、あるいは頭皮用の日焼け止めなどでしっかりと保護することが重要です。UVカット機能付きのウィッグや帽子を選ぶのも良い対策となります。
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肌にやさしい綿100%で出来ています。 普段使いから医療用まで幅広くご利用いただけるよう コーディネートしやすいシンプルなデザインになっています。
詳細を見るこれらの変化に対しては、後の章で詳しくご紹介する「デリケートな頭皮を守る!やさしいケアのポイント」を参考に、適切な頭皮ケアを行うことで、症状を和らげ、快適に過ごすことができます。
2. 今が大切!ウィッグ選び「安心スタート」のゴールデンタイム
抗がん剤治療による脱毛は、多くの方にとって避けられない現実かもしれません。しかし、事前に準備をしておくことで、その精神的な負担を大きく軽減し、「安心」へと変えることができます。
《治療開始前~脱毛前》ウィッグ選びのゴールデンタイム
抗がん剤治療が始まる前、あるいは脱毛が始まる前の期間こそが、実はウィッグ選びに最も適した「ゴールデンタイム」です。この時期にウィッグの準備を進めることで、その後の治療期間を安心して過ごすことができます。
なぜ治療が始まる前に準備すべき?心にゆとりを持つ大切さ
この時期に準備を進めることには、いくつかの大きなメリットがあります。
- 精神的なゆとり: まだ体調が良い時期に、焦らずじっくりとウィッグを選ぶことができます。脱毛が始まってから慌てて探すよりも、心にゆとりを持って納得のいく選択ができます。この「準備ができている」という安心感は、治療中の精神的な支えとなり、治療への不安を軽減します。
- 体調が良い時に選べる: 治療が始まると、副作用によって体調がすぐれない日も出てくるかもしれません。吐き気や倦怠感、食欲不振など、様々な症状が伴う可能性があります。元気なうちに外出して、実際に試着をしたり、専門のスタッフに相談したりできるのは大きなメリットです。
- 今の髪型を参考にできる: 脱毛が始まる前にウィッグを選べば、今のあなたの髪の色やスタイルを正確に参考にすることができます。現在の髪色や髪型に近いウィッグを選ぶことで、ウィッグをつけたときに、周囲に「いつものあなた」として自然に認識してもらいやすくなります。これにより、バレない自然な見た目を維持しやすくなります。
- 比較検討の時間が持てる: ウィッグには様々な種類、素材、価格帯があります。治療開始前に時間をかけて情報収集し、複数の選択肢を比較検討することで、ご自身のライフスタイルや予算に最適なウィッグを見つけることができます。
あなたに合うウィッグはどれ?種類と特徴をカンタン解説!
ウィッグには様々な種類があり、初めての方にはどれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。主なウィッグの種類と、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。ご自身の脱毛の範囲や、重視したい点(自然さ、価格、お手入れの簡単さなど)に合わせて選びましょう。
【全体をカバーしたい】フルウィッグ
頭全体をすっぽり覆うタイプのウィッグで、抗がん剤治療による広範囲な脱毛に対応します。
素材による分類
- 人工毛ウィッグ:
- メリット:
- 形状記憶性があり、洗ってもスタイルが崩れにくい(お手入れが非常に簡単)。
- 価格が比較的手頃で、コストを抑えたい方に適しています。
- カラーやスタイルが豊富で、最新技術では自然なツヤ感や手触りを実現しています。耐久性も高く、色落ちの心配が少ないです。
- デメリット:
- 耐熱性のものもありますが、高温は避けるべきです。
- 人毛に比べて、見た目の自然さが劣ると感じる場合があるかもしれません(ただし、技術の進化で自然さは大きく向上しています)。
- 静電気を帯びやすく、乾燥する季節は特に注意が必要です。
- メリット:
- 人毛ウィッグ:
- メリット:
- 非常に自然な見た目と手触りで、地毛に近い感覚で使用できます。光の当たり方や動きが自然です。
- ドライヤーやヘアアイロン、カラーリング、パーマなど、地毛と同じようにスタイリングやアレンジが可能です。
- 通気性が良く、頭皮への快適性が高いものが多いです。
- デメリット:
- 価格が高価な傾向があります。
- 人工毛に比べて、スタイルが崩れやすく、地毛と同じように毎日のスタイリングやお手入れが必要になります。
- 湿気で広がったり、乾燥でパサついたりするなど、地毛と同様に天候の影響を受けます。
- 紫外線などによる自然な退色(色褪せ)が起こることがあります。
- メリット:
- 人毛MIXウィッグ:
- メリット:
- 人毛の自然さと、人工毛の手入れのしやすさを良いバランスで兼ね備えています。
- 価格も人毛のみのウィッグより抑えられる傾向があり、コスパが良いと感じる方が多いです。
- スタイリングと維持のバランスが良いです。自然な見た目でありながら、お手入れの負担も比較的少なめです。
- デメリット:
- 人毛ほど自由なスタイリングはできない場合があるため、熱を使うスタイリングには注意が必要です。
- 人工毛のみのウィッグよりは高価になります。
- メリット:
キャップ構造による分類(装着感と通気性に関わる重要なポイント)
- 総手植えウィッグ:
- 毛を一本一本手作業でキャップに植え付けています。そのため、毛の立ち上がりが非常に自然で、つむじや分け目のリアルさが格段に高いです。
- 非常に軽量で、通気性に優れているため、快適なつけ心地です。頭皮への負担も少ないため、敏感肌の方にもおすすめです。
- 価格は高めですが、自然さと快適性を最優先する方におすすめです。
- マシンメイドウィッグ(機械植え):
- 機械で毛を植え付けるため、大量生産が可能で価格が手頃です。
- 毛量が多く、ボリュームが出やすい傾向があります。
- 手入れが簡単な人工毛タイプが多いですが、自然さは総手植えに劣る場合があります。
- ミックス(一部手植え、一部マシンメイド):
- つむじや分け目など、自然さが求められる部分を手植えにし、他の部分をマシンメイドにすることで、自然さと価格のバランスを取ったタイプです。
- 多くの方が「自然でコスパが良い」と感じるタイプです。
【気になる部分だけ】部分ウィッグ(ヘアピース)
頭頂部や分け目など、一部だけをカバーしたい場合に便利なウィッグです。
- メリット:
- 地毛に馴染ませて使用するため、非常に自然な仕上がりになります。
- フルウィッグよりも軽量で通気性が良いです。
- 価格がフルウィッグよりも手頃な場合が多いです。
- 脱毛の程度が軽度な方や、治療後の回復期に地毛と併用したい方に最適です。
- デメリット:
- 広範囲な脱毛には対応できません。
- 地毛の色や質感に合わせて選ぶ必要があります。
- 固定方法(ピンやクリップ)が地毛の負担になることがあるため、注意が必要です。
「私らしく自然に見える」ウィッグ選びの3つのコツ
初めてウィッグを選ぶとき、「不自然に見えないかな?」「周りにバレないかな?」と心配になる方も多いでしょう。まるで自分の髪のように見える自然なウィッグを見つけるための大切なコツを3つご紹介します。このポイントを押さえることが、失敗しないウィッグ選びの鍵です。
- コツ1:つむじや生え際が「本物そっくり」なものを選ぶ
ウィッグだと気づかれやすいのは、やはりつむじや生え際の部分です。ここが不自然だと、全体の印象が大きく変わってしまいます。
- つむじ: 頭皮の色に近い素材(人工頭皮やスキン)が使われ、一本一本丁寧に毛が植えられている総手植えのつむじは、まるで地肌から髪が生えているように見えます。光が当たっても不自然な光沢がないか確認しましょう。
- 生え際: 前髪の生え際や、もみあげ部分に産毛のような細い毛が植えられていたり、ネットが透けて見えにくい工夫がされていたりすると、顔に馴染んでより自然に見えます。おでこを出すスタイルにしたい方や、顔周りの自然さを重視する方は、特にこの点に注目しましょう。
- コツ2:今のあなたの髪型や雰囲気に「近い」スタイルを選ぶ
初めてウィッグを選ぶとき、全く違う髪型や色に挑戦するのも楽しいかもしれませんが、治療期間中は精神的にデリケートな時期でもあります。まずは、普段のあなたの髪型や髪の色に近いスタイルを選ぶことをお勧めします。
- スタイル: 長さ、パーマの有無、前髪の長さや分け目など、現在のヘアスタイルに近いものを選ぶと、ご自身が慣れるのが早く、周りの方も違和感を覚えにくいでしょう。美容師・ウィッグスタイリストに相談して、似合うスタイルを見つけるのも良い方法です。
- カラー: 普段の髪の色、あるいは肌の色に馴染む自然なカラーを選ぶことが大切です。室内と自然光の下で色が違って見えることもあるので、試着の際に両方の光で確認できると良いでしょう。可能であれば、普段使っている口紅やファンデーションの色味に合わせてみるのも、全体のバランスを見る上で役立ちます。
- コツ3:自分に「ぴったり」なサイズで快適に
サイズが合わないウィッグは、見た目も不自然になりますし、何より着用していて不快です。きつすぎると頭が締め付けられて痛くなり、ゆるすぎるとずれてしまったり、風で飛ばされたりする心配があります。
- 採寸: 頭の周りや奥行きなど、ご自身のサイズを正確に測りましょう。専門店のスタッフに測ってもらうのが最も確実です。
- アジャスター機能: 多くの医療用ウィッグには、頭のサイズに合わせて調整できるアジャスターが付いています。治療中に体重が減ったり、髪が抜けて頭の形が変わったりしても、アジャスターで微調整できると便利です。
- 素材の通気性・軽さ: 長時間着用することを考えると、蒸れない素材や、軽量なウィッグを選ぶことも快適性を保つ上で重要です。特に夏場や、室内で過ごすことが多い方は、通気性の優れたものを選ぶと良いでしょう。
気になるウィッグの費用は?医療費控除や助成金について知っておこう
ウィッグの価格は、素材(人毛か人工毛か、ミックスか)、毛の植え方(総手植えかマシンメイドか)、ブランド、そしてアフターケアの内容によって大きく幅があります。数万円で購入できるものから、数十万円するハイクラスなものまで様々です。
「高そう…」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、経済的な負担を軽減できる制度があります。
- 医療用ウィッグの購入費用は、原則として国の医療費控除の対象にはなりません。これは、ウィッグが治療に直接必要な医療行為や医薬品とは見なされないためです。
- 自治体による助成金制度:
- 近年、がん治療による脱毛の精神的・経済的負担を軽減するため、多くの地方自治体(都道府県、市町村)が医療用ウィッグの購入に対する助成金制度を設けています。
- 助成金の例:
- 対象者: がん治療による脱毛で医療用ウィッグを購入する、その自治体の住民。治療の段階や内容に関する条件がある場合があります。
- 助成額: ウィッグの購入費用の一部または全額(ただし、上限額が設定されていることがほとんどです)。複数個購入した場合、助成の対象となるのは1つのみ、といった制限があることもあります。
- 申請方法: 自治体ごとに異なりますが、一般的には、自治体の窓口で申請書、医師の診断書(または治療方針がわかる書類)、ウィッグ購入の領収書などを提出するのが一般的です。申請期間が設けられている場合もありますので、早めに確認が必要です。
- 調べ方: お住まいの市区町村のウェブサイトで「がん患者医療用ウィッグ助成金」「アピアランスケア助成」「医療用補装具助成」といったキーワードで検索するか、地域の保健センターや役所の福祉課の窓口に直接問い合わせてみましょう。制度の有無や内容、申請期間、必要書類は自治体によって大きく異なりますので、必ず事前に確認することが重要です。
これらの制度を上手に活用することで、ウィッグ購入の経済的負担を軽減し、より安心して治療に専念できる環境を整えることができます。
医療用ウィッグ購入で助成金の対応がある全国自治体一覧「失敗したくない!」なら、まずは試着がおすすめです
ウィッグ選びで最も大切なのは、やはり実際に試着してみることです。写真やウェブサイトの情報だけでは分からない、ウィッグの質感、重さ、通気性、そして何よりご自身に似合うかどうかを直接確認できます。
- 医療用ウィッグ専門店の活用:
- 個室での相談: 多くの医療用ウィッグ専門店では、プライバシーが守られた個室で、専門スタッフがカウンセリングを行ってくれます。人目を気にせず、ご自身の悩みや希望をじっくり相談できるのが大きなメリットです。スタッフは、お客様の顔の形や肌色、普段のスタイル、ライフスタイルなどを考慮し、最適なウィッグを提案してくれます。
- 豊富な種類と試着: 様々なスタイル、色、素材のウィッグを実際に手に取って試着できます。人工毛、人毛、人毛MIXなど、異なる素材のウィッグを比較し、つけ心地や自然さの違いを体験することができます。
- 微調整やカット: 試着の際に、ウィッグの長さやボリュームを調整するためのカットを行ってくれる店舗もあります。これにより、より自然に私らしいウィッグに仕上げることができます。特に、前髪の長さや顔周りの毛の調整は、自然さを追求する上で非常に重要です。
- アフターケアの確認: 購入後のお手入れ方法や修理、メンテナンスなどのアフターケア体制についても、この時にしっかり確認しておきましょう。長期的なサポート体制が整っているかも、専門店を選ぶ上での大切なポイントです。
- オンライン購入の場合:
- 近年はオンラインストアでも高品質なウィッグが購入できますが、直接試着ができないのがデメリットです。
- 可能であれば、自宅で試着できるレンタルサービスや、返品・交換制度が充実しているショップを選びましょう。
- オンライン相談や、医療用ウィッグの口コミや評判を参考にすることも大切です。商品説明だけでなく、実際にウィッグを着用しているモデルさんの写真や動画を多く掲載しているサイトを選ぶと、イメージが湧きやすくなります。
- ご家族や友人との同行:
可能であれば、ご家族や親しい友人と一緒に試着に行くのも良いでしょう。客観的な意見をもらうことで、より納得のいくウィッグ選びができるかもしれません。ただし、最終的な判断はご自身の「これがいい!」という直感を大切にしてください。
【自宅で試せる】無料試着サービスで不安を解消
AQUADOLLでは、医療用ウィッグを自宅で試着できる無料サービスを提供しています。このサービスは、オンラインでのウィッグ購入における「試着できない」「人工毛と人毛の違いがわからない」「近くにサロンがない」といった不安を解消することを目的としています。
「無料お試しサービス」のメリット
このサービスには、以下の3つの主な利点があります。
- 試着費用が無料
- 自宅への送料が無料
- 返送送料も無料
試着の簡単な流れ
試着は以下の簡単な3ステップで完了します。
- 最大2点のウィッグまたはヘアピースを選ぶ。
- 翌日には自宅に届き、2泊3日試着できる。
- 同梱されている着払い伝票を使って簡単に返送する。
自宅で試着する利点
自宅での試着には、以下のようなメリットがあります。
- フィット感や付け心地をじっくり確認できる。
- 時間を気にせず、ゆっくりと試せる。
- 毛質や肌触りを確かめられる。
- カラーチャートで色味をしっかり確認できる。
- インナーキャップやウィッグネットの試着もできる。
- 家族や友人の意見を聞くことができる。
このサービスは、医療用フルウィッグと一部のヘアピースが対象で、一度に2点まで試着が可能です。試着品は3日以内に返送する必要があり、破損や汚れがあった場合は弁償となるので注意が必要です。
無料の自宅試着サービスに加えて、AQUADOLLは札幌、仙台、東京(新宿・上野)、横浜、名古屋、大阪(梅田・なんば)に8つの直営サロンも展開しています。これらのサロンには個室のフィッティングルームと経験豊富なウィッグアドバイザーが常駐しています。また、全国に提携サロンや美容室も拡大中です。
ウィッグ以外も忘れずに!脱毛に備える帽子やケア用品の準備
ウィッグは大切なアイテムですが、それだけで万全ではありません。脱毛に備えて、その他のアイテムも準備しておくと、より快適に過ごすことができます。
- 帽子・ターバン・バンダナ:
- 室内でウィッグを外して頭皮を休ませたい時や、ちょっとした外出時に気軽に使えるアイテムです。
- 頭皮の保護や保温にも役立ちます。特に、治療中に体が冷えやすい方には重要です。
- 肌触りの良い綿や竹繊維、オーガニックコットンなどの素材を選びましょう。吸湿性や速乾性も兼ね備えたものを選ぶと、蒸れにくいため快適です。
- おしゃれなデザインのものをいくつか用意しておくと、気分転換にもなります。
お肌に優しいケア帽子
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肌にやさしい綿100%で出来ています。 普段使いから医療用まで幅広くご利用いただけるよう コーディネートしやすいシンプルなデザインになっています。
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- ナイトキャップ:
- 就寝時に頭皮を冷えから守り、乾燥を防ぐために使います。寝返りによる頭皮への摩擦を軽減し、デリケートな頭皮を守る役割も果たします。
- シルクや綿などの柔らかな素材がおすすめです。締め付けが少なく、通気性の良いものを選びましょう。
脱毛時に便利!
- 低刺激のシャンプー・コンディショナー:
- 脱毛中や、新しい髪が生え始めたデリケートな頭皮のために、刺激の少ない製品を選びましょう。
- 無香料、無着色、パラベンフリー、アルコールフリーなどが特徴の、敏感肌用や赤ちゃん用のものも良いでしょう。頭皮の乾燥やかゆみを防ぎ、健康な状態を保ちます。
- 頭皮用保湿ローション・オイル:
- 乾燥やかゆみ対策に役立ちます。入浴後や、乾燥を感じる時に、指の腹で優しくマッサージしながら塗布します。
- ベタつかず、頭皮に浸透しやすいタイプを選びましょう。
- 眉毛・まつげケア用品:
- 眉毛やまつげの脱毛が気になる場合、アイブロウペンシル、眉毛シールやつけまつげ、なども準備しておくと良いでしょう。これらのアイテムは、顔の印象を大きく左右するため、外見ケアとして非常に重要です。
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- 眉毛やまつげの脱毛が気になる場合、アイブロウペンシル、眉毛シールやつけまつげ、なども準備しておくと良いでしょう。これらのアイテムは、顔の印象を大きく左右するため、外見ケアとして非常に重要です。
- 日焼け止め(頭皮用):
- 脱毛中は頭皮が直接紫外線の影響を受けやすくなります。外出時はウィッグや帽子に加え、頭皮に使えるUVカットスプレーや日焼け止めを併用すると、より安心です。
これらのアイテムを上手に活用することで、治療期間中の日々の生活がより快適で安心なものになります。
3. ウィッグが届いたら!快適に使うためのコツと日々のケア
選んだウィッグが手元に届いたら、いよいよ実践です。初めてのウィッグでも、快適に使いこなし、長く大切に愛用するためのポイントをご紹介します。
《脱毛開始~脱毛中》ウィッグとの上手な付き合い方
ウィッグはあなたの自信を取り戻し、治療期間中の日々に安心感を与えてくれる大切なパートナーです。上手に付き合って、毎日をストレスなく過ごしましょう。
初めてでも大丈夫!ウィッグの正しい着け方と外し方
ウィッグの装着は、練習すれば誰でも簡単にできるようになります。専門店のスタッフが丁寧に教えてくれますが、自宅での練習が何よりも大切です。
- 地毛の準備(必要な場合):
- もし地毛が残っている場合は、専用のウィッグネットを使って、地毛を頭にぴったりと固定し、ウィッグを着用した際に不自然なボリュームが出ないようにします。ネットを被る際は、耳をきちんと出すようにすると、ウィッグの装着がスムーズになります。
- 地毛がほとんど抜けている場合は、ネットは必須ではありませんが、頭皮の保護やウィッグの滑り止めとして使うこともできます。通気性の良い薄手のコットン製ネットなどがおすすめです。
- ウィッグの装着:
- ウィッグを両手で持ち、額の生え際の位置に合わせて前部分を置きます。この時、ウィッグのフロント部分が、ご自身の本来の生え際と自然に繋がるように意識します。
- そのまま後頭部に向かって、ウィッグをかぶせていきます。この際、空気を含ませるようにふわっとかぶせると、ウィッグの形が整いやすくなります。
- ウィッグのもみあげ部分を、ご自身の耳の形に沿わせるようにすると、より自然に見えます。
- 位置とサイズの調整:
- 鏡で全体のバランスを確認し、ウィッグが左右対称になっているか、つむじの位置が自然かなどをチェックします。
- ウィッグの内側にあるアジャスター(サイズ調整フック)を使って、ご自身の頭のサイズにぴったり合うように調整します。きつすぎず、緩すぎず、ずれない程度にしっかりと固定しましょう。
- 前髪の長さや分け目も、この時に整えます。ブラシで軽くとかし、自然な見た目になるように調整します。
- 仕上げ:
- 必要に応じて、ウィッグ用のヘアスプレーやワックスでスタイルを固定します。
- もしウィッグの生え際が気になる場合は、フェイスパウダーを軽く叩くとより自然に見えます。
着け外しに慣れるためのヒント: 最初は戸惑うかもしれませんが、何度か練習すればすぐに慣れます。自宅でリラックスできる時間に、鏡を見ながら練習してみてください。特に、忙しい朝でもスムーズに装着できるよう、何度か繰り返すことが大切です。
長くきれいに使うために:ウィッグのお手入れ方法と洗い方
ウィッグを良い状態で長持ちさせるには、日頃のお手入れが非常に大切です。素材によってお手入れ方法が異なりますので、必ず購入したウィッグの取扱説明書を確認してください。
- 日常ケア(毎日行うこと):
- ブラッシング:
使用後は、専用のウィッグ用ブラシ(静電気が起きにくい金属製や木製、またはウィッグ専用のプラスチック製ブラシ)で、毛先から絡まりを優しくとかします。根元から無理にとかすと毛が抜けたり傷んだりする原因になるので注意しましょう。特に絡まりやすい毛先は、優しく、少しずつとかします。
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ウィッグをキレイにとかし絡まり・ほつれを防ぎます。ブラシのピン部分は金属製。絡みや静電気が起きにくいことが特徴で、ウィッグのお手入れに最適。ウィッグだけではなく、自毛にも使えます。
詳細を見る - 保管:
使用しない時は、専用のウィッグスタンドにかけて形を整えて保管します。直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に置きましょう。箱や袋に入れて保管する場合は、型崩れしないように注意し、防虫剤などを活用するのも良いでしょう。直射日光は毛材の劣化や色褪せの原因になるため、必ず避けてください。
- ブラッシング:
使用後は、専用のウィッグ用ブラシ(静電気が起きにくい金属製や木製、またはウィッグ専用のプラスチック製ブラシ)で、毛先から絡まりを優しくとかします。根元から無理にとかすと毛が抜けたり傷んだりする原因になるので注意しましょう。特に絡まりやすい毛先は、優しく、少しずつとかします。
- 本格的な洗い方(使用頻度に応じて):
- 洗う頻度: 毎日使う場合は1週間に1回程度、時々使う場合は2週間に1回〜1ヶ月に1回程度を目安に洗います。夏場や汗をかきやすい時期は、もう少し頻繁に洗うと良いでしょう。清潔に保つことで、頭皮の快適さも維持できます。
- 必要なもの: ウィッグ専用シャンプー、ウィッグ専用コンディショナー、洗面器、清潔なタオル、ウィッグスタンド。
- 洗い方:
- ブラッシング: 洗う前に、まず丁寧にブラッシングして毛の絡まりを取ります。
- シャンプー液の準備:
洗面器にぬるま湯(30℃程度、または常温)を張り、ウィッグ専用シャンプーを適量溶かします。
- 優しく洗い: ウィッグを優しく沈め、手で軽く押し洗いします。ゴシゴシこすらず、毛の絡まりに注意しながら洗いましょう。特に、キャップの内部は汗や皮脂がたまりやすいので、指の腹で優しく揉み洗いします。
- すすぎ: シャンプー液を泡がなくなるまでよくすすぎます。水流を弱めにして、毛の流れに沿ってすすぐと良いでしょう。
- コンディショナー:
再度ぬるま湯に専用コンディショナーを溶かして、ウィッグを浸します。数分置いた後、コンディショナーが残らないように十分すすぎます。
- タオルドライ: 清潔なタオルで優しく水分を拭き取ります(ゴシゴシ擦らず、挟むようにして水気を取るのがポイントです)。
- 乾かし方:
- タオルドライ後、ウィッグスタンドにかけて、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。
- ドライヤーを使用する場合は、必ず低温設定にし、ウィッグから十分離して(人工毛の場合は特に注意し、耐熱性がある場合でも高温は避けるべきです)使用しましょう。人毛ウィッグはドライヤーも使えますが、人工毛ウィッグは熱に弱いため、熱風は厳禁です。
- 完全に乾いてから、軽くブラッシングしてスタイルを整えます。
これらのお手入れを丁寧に行うことで、ウィッグの寿命を延ばし、常に清潔で自然な状態を保つことができます。特に人毛ウィッグは地毛と同様にお手入れが重要です。
デリケートな頭皮を守る!やさしいケアのポイント
脱毛開始から脱毛中の頭皮は、髪の毛がなくなったことで外部からの刺激に非常に弱く、デリケートな状態です。乾燥、かゆみ、炎症などが起こりやすいので、優しいケアを心がけましょう。
- シャンプー: 髪がない状態でも、頭皮は汗や皮脂を分泌します。低刺激性(敏感肌用、無香料、無着色、ノンシリコンなど)のシャンプーを選び、指の腹で優しく洗いましょう。ゴシゴシこすると頭皮を傷つけてしまう可能性があります。ぬるま湯で優しく洗い流し、タオルで水分を吸い取るように拭きます。
- 保湿: 入浴後や乾燥を感じる時に、頭皮用保湿ローションやオイルで優しく保湿します。乾燥によるかゆみやフケの予防になります。無添加で肌に優しいものを選びましょう。刺激を感じやすい場合は、事前にパッチテストを行うと良いでしょう。
- 紫外線対策: 髪の毛がない頭皮は、直接紫外線の影響を受けやすくなります。外出時はウィッグや帽子で頭皮を保護し、必要であれば頭皮用の日焼け止めを塗ることも検討しましょう。日差しが強い日だけでなく、曇りの日も紫外線は降り注いでいるため、年間を通して対策を続けることが大切です。
- 清潔を保つ: 汗をかいたら、タオルなどで優しく拭き取り、清潔を保ちましょう。汗をかきやすい夏場は、特にこまめなケアが必要です。
- 異常を感じたら: 頭皮の赤み、強いかゆみ、痛み、湿疹など、異常を感じた場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。無理に自己判断せず、専門家の指示を仰ぐことが大切です。特に治療中は免疫力が低下していることもあるため、感染症などにも注意が必要です。
ウィッグを着けていない時間も大切に:自宅でのリラックスタイム
外出時や来客時など、ウィッグが「必要」な場面はありますが、自宅で過ごす際は、ウィッグを外して頭皮を休ませてあげることも大切です。
- 頭皮を解放: ウィッグを外すことで、頭皮が呼吸でき、血行も促進されます。これにより、頭皮の健康を保ち、新しい髪の成長を促す環境を整えることができます。
- ナイトキャップや肌触りの良い帽子: 寝る時や、くつろぐ時には、締め付けの少ないナイトキャップや、綿や竹繊維など肌触りの良い素材の帽子を着用すると、冷えから頭皮を守り、リラックスできます。ナイトキャップは、摩擦から頭皮を守り、保湿効果も期待できます。
- 精神的な休息: 常にウィッグを着けていると、無意識のうちに精神的にも疲れてしまうことがあります。自宅ではリラックスできる服装で過ごし、ウィッグを外すことで、心の負担も軽減されるでしょう。
「どうしたらいい?」不安な気持ちとの向き合い方
脱毛は、身体的な変化だけでなく、精神的にも大きな影響を与えることがあります。不安や悲しみ、時には怒りを感じるのも自然なことです。
- 一人で抱え込まないで: 家族や親しい友人、信頼できる医療関係者など、話せる人に気持ちを打ち明けてみましょう。共感してくれる人がいるだけでも、心が軽くなることがあります。
- 患者会やコミュニティの活用: 同じ経験をしている方々と交流できる患者会や、SNSのコミュニティに参加してみるのも良いでしょう。悩みを共有し、励まし合うことで、一人ではないと感じられます。経験者からの具体的なアドバイスや口コミも、大きな助けになります。
- 心の専門家への相談: もし、不安や抑うつ状態が強く、日常生活に支障をきたすようであれば、心療内科や精神科、カウンセリングサービスなどの専門家への相談も検討してください。適切なサポートを受けることで、心の状態が安定し、治療に前向きに取り組むことができるようになります。
- 自分に合った気分転換を見つける: 好きな音楽を聴く、軽い運動をする(体調と相談しながら)、アロマを焚く、読書や映画鑑賞に没頭するなど、心が安らぐ時間を持つことも大切です。無理のない範囲で、日々の生活に楽しみを見つける工夫をしてみましょう。
- 周りの人に気持ちを伝える: 無理に明るく振る舞ったり、強がったりする必要はありません。つらい時はつらいと、正直な気持ちを伝えてみましょう。周りの人は、あなたがどうしてほしいか分からずに困っていることもあります。具体的に「そっとしておいてほしい」「話を聞いてほしい」と伝えることで、より良いサポートを受けられるでしょう。
- 美容師との連携: 医療用ウィッグの取り扱いがある美容室では、医療美容師の資格を持つスタッフが、ウィッグのスタイリングや地毛のケアについて相談に乗ってくれることがあります。専門家のアドバイスは、非常に心強いものです。ウィッグを地毛に合わせてカットしてもらったり、回復期の髪のケアについて相談したりできます。
4. 治療が終わったら!新しい髪との出会いとウィッグからの卒業
抗がん剤治療の期間を乗り越え、いよいよ回復期です。新しい髪が少しずつ生え始めたら、ウィッグとの付き合い方も変化していきます。この時期は、自分自身の変化を受け入れ、ポジティブに「自毛」を目指す大切な期間です。
《回復期》自毛までの道のり
治療が終了すると、ダメージを受けていた毛根が回復し、約1〜3ヶ月後くらいから、新しい髪の毛が生え始めます。最初は産毛のような細い毛が、頭皮のあちこちからチクチクと顔を出すでしょう。
- 生え始めの様子:
- ほとんどの人は、一度にまとまって生え始めるのではなく、少しずつ、まばらに生えてきます。毛量もまばらなため、最初はウィッグが必須となるでしょう。
- 初期の髪は、色素が薄かったり、細く柔らかかったり、以前とは異なるクセ毛(うねりやちりつき)が生えることがあります。これは、毛根がまだ完全に回復していないための一時的な現象です。
- 色についても、白髪が多く生えたり、以前より濃い色の髪が生えたりと変化が見られることもあります。これらの変化は、毛母細胞が再始動する過程で起こる現象の場合があります。
- 短い毛が立ち上がってしまったり、まとまりにくかったりすることもあります。
このような変化は、あなたの体が回復に向かっている証拠です。焦らず、生え始めの髪との新しい付き合い方を見つけていきましょう。
髪が生えてきたら?ウィッグとの併用とステップアップ
髪が生え始めても、すぐに元の髪型に戻ることは難しいでしょう。この時期は、ウィッグと地毛を併用しながら、少しずつウィッグからの「卒業」に向けてステップアップしていくのがおすすめです。
- 初期の併用:
- まだ地毛が短い段階では、外出時には引き続きフルウィッグを使用し、自宅でリラックスする際は、帽子やバンダナ、あるいはナイトキャップなどを着用して頭皮を休ませるスタイルが良いでしょう。
- ウィッグを選ぶ際は、治療中の「隠す」目的から、回復期の「おしゃれを楽しむ」目的へと視点を変えてみるのも良いかもしれません。少し明るい色や、これまでの自分にはなかったスタイルに挑戦してみるのも、気分転換になります。
- 部分ウィッグ(ヘアピース)への移行:
- 地毛が数センチ伸びてきたら、頭頂部や分け目など、ボリュームがほしい部分に部分ウィッグやヘアピースを活用するのも非常に有効です。フルウィッグよりも軽量で通気性が良く、快適に過ごせるでしょう。
- 部分ウィッグは、生えかけの地毛の色や質感に合わせて選ぶことが重要です。地毛との馴染みが良いものを選ぶことで、より自然な印象を与えられます。
- ショートヘアやボブの地毛と組み合わせることで、部分ウィッグを上手に活用できます。
- ウィッグのスタイルチェンジ:
- 地毛の長さに合わせて、ウィッグのスタイルを変えてみるのも楽しいでしょう。例えば、地毛がショートやボबの長さになってきたら、それに合わせたショートウィッグやボブウィッグを選ぶことで、より自然に地毛との馴染みが良くなります。
- ウィッグのコスパも考慮しつつ、ファッション感覚で様々なスタイルを試してみるのも良いでしょう。
焦ってウィッグを外す必要はありません。ご自身のペースで、心地よいと感じる方法でウィッグを使い続け、徐々にウィッグなしの生活へと移行していきましょう。
短い地毛も楽しめる!おしゃれなヘアアレンジやヘアピースの活用術
生え始めの短い髪は、これまでの髪質と異なる場合があります。この期間をポジティブに、そしておしゃれに乗り切るためのアイデアをご紹介します。
- ヘアアクセサリーの活用:
- カチューシャ、ヘアバンド、大きめのヘアピン、バレッタなどは、短い髪でも顔周りを華やかに見せ、おしゃれな印象を与えてくれます。
- 伸びてきた髪の毛の「ハネ」や「浮き」を抑えるのにも役立ちます。特に、治療中に髪がチクチクと生えてきた際に、刺激を和らげる効果も期待できます。
- 色や素材を変えるだけで、簡単にイメージチェンジが可能です。
- スカーフやターバン:
- ファッション性の高いスカーフやターバンを、ウィッグの上から巻いたり、単独で着用したりすることで、個性的でおしゃれなスタイルを楽しめます。
- 特に、治療後の短い髪にウィッグなしで外出する際には、とても役立つアイテムです。
- 素材や色、柄を変えるだけで、簡単にイメージチェンジが可能です。結び方を工夫するのも楽しいでしょう。
- 医療美容師との相談:
- 回復期の髪のケアや、生えかけの髪をおしゃれにスタイリングする方法について、医療美容師の資格を持つ美容師さんに相談してみましょう。
- 短い髪でもできるヘアアレンジや、ウィッグとの併用の仕方、地毛に合うシャンプーやケア用品のアドバイスをもらえます。
- 地毛が十分に伸びてきたら、ウィッグを卒業する前のカットの相談もできます。地毛がクセ毛になった場合でも、扱いやすいカットを提案してくれるはずです。
- 部分ウィッグのスタイリング:
- 部分ウィッグを活用している場合は、ご自身の地毛とウィッグを自然に馴染ませるように、ワックスやヘアスプレーで整える練習をしてみましょう。必要であれば、美容師にウィッグのカットやスタイリングの調整を依頼することも可能です。
このまとまりにくい期間を、「新しい髪との出会いを楽しむ」時期として捉えることで、心の負担も軽くなるはずです。前向きな気持ちで、回復期を乗り切りましょう。
「もうすぐ自毛!」髪のケアとスタイリングのヒント
地毛が十分に伸びてきて、いよいよウィッグからの卒業が見えてきたら、自毛に向けての準備を進めましょう。
- 地毛の健康的な成長をサポートするケア:
- 引き続き、低刺激で頭皮に優しいシャンプーやコンディショナーを使用しましょう。頭皮の健康が、これから生えてくる髪の健康の土台となります。
- 頭皮マッサージで血行を促進し、健やかな髪の成長を促します。
- バランスの取れた食事や十分な睡眠も、髪の健康には欠かせません。亜鉛やビタミンB群など、髪の成長に必要な栄養素を意識して摂りましょう。
- 美容室での相談:
- 本格的な自毛デビューの前に、信頼できる美容室で相談することをおすすめします。できれば、医療美容師の資格を持つ、がん患者さんのヘアケアに理解のある美容室を選びましょう。
- 髪のクセやパサつきなど、生え始めの髪の特性に合わせたカットやスタイリングのアドバイスをもらえます。短い髪でも楽しめるおしゃれな髪型を提案してくれるでしょう。
- 「もうウィッグなしで出かけたい」という気持ちが強くなったら、その気持ちに寄り添いながら、地毛だけで自信を持って外出できるスタイルを見つけてもらうことが大切です。
- カラーリングやパーマを検討する場合は、地毛の状態が完全に安定するまで待つように、医師とよく相談してください。無理な施術は、地毛に大きな負担をかける可能性があります。
- 前向きな気持ちで:
- ウィッグを卒業し、自分の髪で過ごすことは、自信を取り戻す大切なステップです。
- 最初は「短いな」「まだ不自然かな」と感じるかもしれませんが、その変化を楽しみ、自分らしさを表現していきましょう。あなたの笑顔が一番の美しさです。
- ウィッグを使っていた期間は、あなたにとって大切な経験であり、乗り越えた証でもあります。その経験をポジティブに受け止めることで、さらに強くなれるはずです。
5. アクアドールだからできること -あなたの治療期間をトータルサポート
抗がん剤治療中に直面する脱毛は、多くの方にとって大きな不安であり、その解決策としてウィッグは非常に重要な役割を果たします。アクアドールは、この大切な期間を、ウィッグを通じて全力でサポートすることを使命としています。
アクアドールだからできること -あなたの治療期間をサポート
私たちは、単に高品質なウィッグを提供するだけでなく、お客様一人ひとりの「髪の悩み」に寄り添い、治療期間をサポートすることをお約束します。
【高品質】「どこから見ても自然」なウィッグで、毎日をもっと快適に
アクアドールは、医療用ウィッグにおいて、「自然さ」と「快適性」を最も重視しています。私たちが提供するウィッグは、ただ頭を覆うだけでなく、まるでご自身の髪のように見えることを追求しています。
- 圧倒的な「自然さ」へのこだわり:
- つむじと分け目のリアルさ: 特につむじと生え際は、ウィッグの自然さを左右する重要なポイントです。アクアドールのヴィーナスシリーズでは、総手植えで一本一本丁寧に毛を植え付けることで、地肌から髪が生えているようなリアルなつむじを再現しています。分け目も非常に自然で、バレないと多くのお客様からご評価いただいています。つむじが見えやすい髪型も自信を持って楽しめます。
- 毛材の厳選と独自の加工: 人毛のような自然なツヤ感と手触りを持つ高品質な人工毛や、人毛と人工毛のメリットを融合させた人毛MIXなど、お客様のニーズに合わせた最適な毛材を厳選しています。独自の加工技術により、人工毛特有のテカリを抑え、より自然な見た目を実現しています。人毛ウィッグに比べお手入れが簡単な点も魅力です。
- 豊富なスタイルとカラー: ショート、ボブ、ミディアム、ロングといった様々なスタイルをご用意しており、最新のトレンドを取り入れたおしゃれなデザインも豊富です。また、日本人の髪色に合わせた自然なカラーバリエーションも魅力です。お客様一人ひとりの顔立ちや肌の色に馴染む、私らしいウィッグを見つけることができます。ご自身の今の髪型や雰囲気に近いものから、回復期におしゃれを楽しむためのスタイルまで、幅広く取り揃えています。
- 長時間でも「快適」なつけ心地:
- 軽量設計: 長時間の着用でも肩や首に負担がかからないよう、徹底した軽量設計を心がけています。まるで自分の髪のように軽いつけ心地で、毎日をストレスなく過ごしていただけます。忙しいキャリア女性の方や、体力的に負担を避けたい方にも最適です。
- 抜群の通気性: ウィッグのキャップ部分は、通気性の良い素材を使用し、熱がこもりにくく、蒸れない構造になっています。特に総手植えのウィッグは、高い通気性を誇り、頭皮への負担を最小限に抑えます。夏場や運動時でも快適に過ごせるよう配慮しています。
- 肌に優しい素材: デリケートな頭皮に直接触れる部分は、肌触りの良い、刺激の少ない素材を採用しています。敏感肌の方でも安心してご使用いただけるよう、安全性にも配慮しています。
【寄り添う】専門スタッフが、あなたの悩みに耳を傾け、ぴったりのウィッグをご提案
ウィッグ選びは、多くの方にとって初めての経験であり、不安や疑問が尽きないことでしょう。アクアドールでは、お客様が安心してウィッグ選びができるよう、きめ細やかなカウンセリングとサポートを大切にしています。
- 経験豊富な専門スタッフ:
- アクアドールの店舗には、ウィッグに関する深い知識と、がん治療に起因する脱毛の悩みに寄り添う心を持った専門スタッフが常駐しています。医療用ウィッグの選び方から使い方、お手入れ方法まで、どんなことでもお気軽にご相談いただけます。
- お客様の状況やお気持ちに真摯に耳を傾け、一人ひとりのニーズやご希望に合わせた最適なウィッグをご提案します。初心者の方にも分かりやすいように、専門用語を使わず丁寧にご説明します。
- プライバシーに配慮した個室でのカウンセリング:
- お客様が周囲を気にせず、リラックスしてウィッグ選びができるよう、直営サロンではすべて個室をご用意しています。安心してご自身の髪の悩みや希望を打ち明けていただけます。
- 試着も納得いくまで何度でも可能です。実際にウィッグを装着し、鏡で自然に見えるか、フィット感はどうかなどをじっくりと確認できます。
- 無理な販売は一切なし:
- 私たちは、お客様にご納得いただいた上でウィッグを選んでいただきたいと考えています。そのため、無理な販売は一切行いません。お客様ご自身のペースで、じっくりとご検討いただけます。
- ご家族やご友人と一緒に来店し、客観的な意見を求めることも可能です。
【安心のアフターケア】購入後も長くきれいに使うためのサポート体制
ウィッグはご購入いただいて終わりではありません。長く快適に、そして自然な状態でご使用いただくためには、適切なお手入れとメンテナンスが不可欠です。アクアドールでは、ご購入いただいた後も、お客様が安心してウィッグを愛用できるよう、充実したアフターケアサービスをご提供しています。
- ウィッグのクリーニング・メンテナンスサービス:
- ご自身でのお手入れが難しいと感じる方や、プロの手で徹底的にケアしてほしい方のために、専門のスタッフによるウィッグのクリーニングやメンテナンスサービスをご利用いただけます。ウィッグの寿命を延ばし、常に清潔で美しい状態を保ちます。
- 使い方・お手入れを指南:
- ウィッグを初めて使う方のために、正しい着け方やお手入れ方法に関する講座やアドバイスを随時行っています。ご不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。購入後も安心してウィッグを使いこなせるよう、丁寧にサポートします。
- ウィッグのカット・調整:
- ご購入後のウィッグも、お客様のスタイルや地毛の成長に合わせて、ウィッグのカットや調整を行うことができます。回復期に入り、地毛との併用を始める際にも、自然な馴染みを実現するお手伝いをいたします。
【選べる来店方法】全国店舗でもオンラインでも、あなたに合った方法で相談・購入
アクアドールは、全国[北海道・仙台・東京・神奈川・愛知・大阪]に直営店舗を展開しており、お客様が実際にウィッグを手に取って試着し、専門スタッフに相談できる環境を整えています。
- 全国の直営店舗:
- 主要都市を中心に店舗を展開しており、お近くの店舗で気軽に足を運んでいただけます。温かく落ち着いた雰囲気の店内で、リラックスしてウィッグ選びを楽しんでください。試着室もプライベート空間を重視しています。
- 店舗情報やアクセス方法については、サロン一覧でご確認いただけます。事前に電話予約をしておくと、スムーズなご案内が可能です。
- お電話やLINEでの相談:
- ちょっとした疑問や不安がある場合は、お電話やLINEでもお気軽にご相談いただけます。お客様の状況に合わせた的確なアドバイスをご提供します。どんな些細な疑問にも、親身になってお答えします。 お問合せフォーム
アクアドールは、お客様のライフスタイルやご希望に合わせた最適な購入ルートをご提供することで、誰もが安心してウィッグを選べる環境を目指しています。
「あなたらしい毎日」を応援するアクアドールの想い
私たちは、抗がん剤治療という大変な時期を過ごされている皆様が、「髪」の悩みに縛られることなく、「私らしい」毎日を笑顔で過ごせるよう、心から願っています。
- 自信と輝きを取り戻すサポート:
- ウィッグは、単なる頭を覆うものではありません。それは、あなたが自信を取り戻し、社会とのつながりを保ち、治療に専念するための大切なツールです。アクアドールは、お客様がウィッグを着用することで、再び輝きを取り戻し、前向きに毎日を過ごせるよう、技術と心を込めてサポートします。外見ケアを通じて、心の健康も支えたいと考えています。
- 品質への揺るぎないこだわり:
- 私たちは、お客様のデリケートな頭皮に触れるものであるからこそ、素材選びから製造工程まで、一切の妥協を許しません。厳しい品質基準をクリアした高品質なウィッグのみをお届けしています。快適性と自然さを両立させています。
- お客様の声が私たちの原動力:
- 「ウィッグのおかげで、治療中も諦めずに仕事ができました」「鏡を見るのが怖くなくなりました」「おしゃれがまた楽しめるようになりました」――お客様からいただく喜びの声が、私たちアクアドールの最大の原動力です。
- 私たちは、そうした声に支えられながら、これからもお客様に寄り添い、進化し続けるブランドでありたいと願っています。
まとめ:一人じゃない。私たちはいつもあなたのそばにいます
抗がん剤治療と脱毛は、誰もが不安を感じるものです。しかし、この記事でご紹介したように、正しい情報を知り、適切な準備をすることで、その不安は「安心」へと大きく変わります。
ウィッグは、あなたの治療期間を支え、自分らしく過ごすための強力な味方となるアイテムです。自然な見た目と快適なつけ心地のウィッグを選び、適切なお手入れを行うことで、治療中でもこれまでと変わらない日常生活を送ることができます。そして、回復期には、新しい髪との出会いを楽しみながら、ウィッグからの卒業へと前向きに進んでいけるでしょう。
アクアドールは、医療用ウィッグの専門ブランドとして、高品質な製品と、お客様一人ひとりに寄り添うきめ細やかなサポート体制をご用意しています。ウィッグ選びの不安を解消し、治療に専念できるよう、全力でお手伝いさせていただきます。
髪の悩みは、どうぞ私たちにお任せください。
まずは小さな一歩を踏み出してみませんか?
アクアドールの専門スタッフが、あなたの悩みに真摯に耳を傾け、最適な解決策をご提案いたします。










































