ウィッグの種類を知る

ウィッグには様々な種類があります。用途や好みに合わせて選びましょう。

人工毛と人毛のウィッグの違い

ウィッグには人工毛と人毛の2種類があります。アクアドールVENUSシリーズには人工毛・人毛・人毛MIXをご用意しており、人工毛の難点だったテカリを軽減したファイバーでテカリを気にせず美髪の質感を楽しんでいただけます。それぞれの特徴と違いを理解して、自分に合ったウィッグを選びましょう。

総手植えウィッグ（VENUS）とマシンメイドウィッグの違い

ウィッグには総手植えウィッグとマシンメイドウィッグの2種類があります。アクアドールではVENUSシリーズが総手植えウィッグで職人が1本1本ネットに植えています。ソフトな付け心地で自然な見た目を実現し、さらに適量を植えているのでマシンメイドより軽くなっており、通気性も良く蒸れにくいのが特徴です。マシンメイドウィッグは機械植えでミシンで適量よりも多く植え付けてしまうので、総手植えウィッグより通気性が劣りますが安価で購入できます。もちろんアクアドールのマシンメイドウィッグは普段使いできるほど自然です。それぞれの特徴と違いを理解して、自分に合ったウィッグを選びましょう。

医療用ウィッグの選び方

医療用ウィッグを選ぶことは、脱毛による悩みを軽減し、より快適な日常生活を送るための大切な一歩です。初めてウィッグを選ぶ方が安心して自分に合ったウィッグを見つけられるよう、選び方のポイントをご説明します。

1. 医療用ウィッグとファッション用ウィッグの違いを理解する

• 使用目的: ファッション用ウィッグはおしゃれやイメージチェンジが目的ですが、医療用ウィッグは病気や抗がん剤治療による脱毛をカバーするために開発されました。
• 品質: アクアドールの医療用ウィッグは一本一本手植えで作られ、毛量が適切に植えられており軽量で通気性に優れています。軽いので長時間の使用でもストレスを感じにくいです。
• 価格: 医療用ウィッグは2万円台から数十万円台と幅があります。人工毛は比較的安価ですが、人毛100%のものは価格が高めです。
• 安全性: 医療用ウィッグにはJIS製品規格適合マーク「M.Wig」に認定されているものがあります。

2. 医療用ウィッグの素材を選ぶ

• 人工毛: 比較的安価でスタイリングがしやすい。
• 人毛MIX: 人毛と人工毛を混ぜたもので、自然な質感が期待できます。
• 人毛100％: 最も自然な見た目と質感が特徴ですが、価格は高めです。

3. 医療用ウィッグの種類を選ぶ

• フルウィッグ: 頭部全体をカバーするタイプ。
• 部分ウィッグ: 頭頂部など一部分のみをカバーするタイプ。

4. 医療用ウィッグの構造と機能性を確認する

• ベース（キャップ）: 通気性が良い素材を使用。
• 植毛方法: 総手植えで軽く自然な仕上がり。
• つむじ: リアルスキンネットや人工頭皮を使用。
• フィット感: アジャスター付きでサイズ調整が可能。

5. 試着をして自分に合ったウィッグを見つける

実際にウィッグを装着してみないとフィット感や質感が分かりにくいため、必ず購入前に試着することをおすすめします。

6. 購入するタイミングを考慮する

治療が決定し、脱毛の可能性があると医師や看護師から説明があった時が目安です。

7. アクアドールの直営店では試着して購入ができる

アクアドールの直営店には、オンラインショップにはない多くのメリットがあります。お客様がご自身に最適なウィッグを見つけ、安心してウィッグライフを送る上で非常に重要な利点を提供しています。

• 専門のウィッグアドバイザーに相談できる

  
  経験豊富なウィッグアドバイザーが常駐しており、ウィッグの選び方、素材、種類、お手入れ方法など、さまざまな疑問や不安に対応してくれます。お客様一人ひとりの悩みに寄り添い、最適なウィッグ選びをサポートします

• アクアドールの直営店では試着ができる環境

  
  気になるウィッグをその場で試着して、ご自身の顔の形や雰囲気に合うかどうかを直接確認できます。これはオンラインショッピングでは得られない最大のメリットです

• 個室の試着室を利用できる

  
  アクアドールの直営サロンには全店個室の試着室が完備されています。周りを気にすることなく、じっくりとウィッグを試着したり、アドバイザーに相談したりすることができます。特に初めてウィッグを選ぶ方や、プライバシーを重視したい方にとって安心できる環境です。

• 豊富な品揃えから選べる

  
  直営サロンでは、サロンオリジナルカットウィッグ、既製品の人毛ミックスウィッグ、サロン先行発売ウィッグ、人工毛ウィッグなど、50種類以上のウィッグを取り揃えています。さらに、髪付き帽子やケア帽子など、関連商品も実際に手に取って選ぶことができます。

• フルウィッグ購入時の前髪カット・うぶ毛カット/サイズ調整（縫い縮め）が無料

  
  直営サロンでフルウィッグを購入した場合、前髪カットやうぶ毛の作成を無料で依頼できます。これにより、購入したウィッグがご自身の希望するスタイルに仕上がり、より自然な印象になります。また、脱毛前にウィッグを用意した場合など、脱毛後にウィッグのサイズが合わなくなることがあります。直営サロンでは、ウィッグのサイズ調整（縫い縮め）を無料で行ってくれるため、いつでも快適にウィッグを着用できます。

地毛（自毛）との色の合わせ方

部分ウィッグなどを地毛（自毛）と合わせて使う場合は、色が合っていることが非常に重要です。色が合わないと、ウィッグであることがすぐに分かってしまい、不自然な印象になります。

• 地毛（自毛）の中間あたりの色合いに合わせる

  地毛（自毛）は根元、中間、毛先で色が異なることが多いです。毛先に行くほど明るくなる傾向があるため、根元に合わせると暗すぎることがあります。中間から毛先の色に合わせて選ぶと自然に馴染みやすくなります。前髪ウィッグの場合は、根元から中間の色合いに合わせるのがポイントです。

• 明るい場所で確認する

  髪の色は暗い場所では分かりにくいため、必ず明るい場所で確認しましょう。自然光の下で見る色合いに合わせて選ぶことで、地毛（自毛）とウィッグが馴染みやすくなります。

• アクアドールの直営店でスタッフに相談する

  「自分では判断できない」という場合は、アクアドールのウィッグ専門店のスタッフに相談するのがおすすめです。アクアドールのサロンでは医療用ウィッグを色々試しながら決めることができます。直営サロンには全店個室試着室をご用意。経験豊富なウィッグアドバイザーが常駐してお待ちしております。美容室と違った、ウィッグ専門店だからできるウィッグカット・ウィッグヘアアレンジ等をぜひ体験してください。
  サロン一覧

• 地毛（自毛）をウィッグの色に合わせる

  ウィッグの色が決まっている場合は、地毛（自毛）をウィッグの色に合わせてカラーリングするという方法もあります。美容師に相談するのが安心です。ただし、地毛（自毛）とウィッグは素材が異なるため、同じカラー剤を使っても全く同じ色になるとは限りません。

ロングヘアとショートヘアの比較

ロングヘアとショートヘアのウィッグにはそれぞれメリットとデメリットがあります。使用シーンなどで使い分けて、ウィッグの魅力を最大限に発揮してみてください。

カラー診断をもとにしたウィッグの毛の色の選び方

簡易的なカラー診断のやり方

自分のパーソナルカラーを簡単に診断する方法を紹介します。

• ステップ1: 肌の色を確認する

  自然光の下で、手首の内側の血管の色を確認します。青みがかって見える場合はブルーベース、緑がかって見える場合はイエローベースです。

• ステップ2: 似合う色を試す

  ブルーベースの人は、青みがかった色やクールトーンの色が似合います。イエローベースの人は、黄みがかった色やウォームトーンの色が似合います。

• ステップ3: 髪の色を選ぶ

  自分のベースカラーに合ったウィッグの毛の色を選びましょう。ブルーベースの人はアッシュ系やプラチナ系、イエローベースの人はゴールド系やブラウン系が似合います。

パーソナルカラーで髪色を決める

自分のパーソナルカラーをさらに詳しく知るために、以下の特徴を参考にしてください。

ウィッグで頭が大きく見える？ウィッグ感が出る原因と出さない対処法

ウィッグを着用した際に、頭が不自然に大きく見えてしまうことに悩む方もいるかもしれません。これにはいくつかの原因が考えられます。

• 毛量が多い

  ボリュームが不適切なことがあります。もともとの毛量が少なめな方の場合、自分自身で違和感を感じられるかもしれません。そのような時は毛量調節が必要です。

• かぶり位置が深い

  着用位置はおでこの狭さ・広さによって多少変わります。どちらにしても、かぶり位置が深いと、ウィッグ感がでることが多いです。特にウィッグのズレを気にする方は深めにかぶることで安心されることもありますが、目安として指4本分くらいの位置で、中のインナーキャップや網ネットが見えないようにかぶります。もともとの生え際の位置で合わせて少しずつずらしながら自然な位置を探してください。

• 毛先のチリつき

  毛先のダメージでチリつきがおき、毛先だけ膨らんだような印象を与えます。不自然なためウィッグとバレやすいです。チリつきはストレートアイロンで伸ばしケアしていきます。

• ツヤツヤがテカテカに見える

  ツヤがありすぎると不自然に見える原因になります。特にストレートボブなど、きれいな面として仕上がってくるスタイルはヒカルの乱反射が少なくキレイに見えすぎてしまいます。キレイな髪はいくつになっても憧れですが、年齢とともに髪のツヤが失われることも自然に見えるひとつです。つや消しスプレーやカットで表面にレイヤーを入れるなどで調整してください。

• ウィッグと頭のサイズが合っていない

  ウィッグが大きすぎたり、小さすぎたりすると、浮いて見えたり、締め付けられたりして、頭が大きく見えることがあります。そもそもサイズが合っていないと頭が大きく見えたり、後頭部の余ったネット部分が髪の隙間から出てしまうことがあります。逆に小さいサイズだと（アジャスターで締めすぎたり）着用中に浮いてくることもあります。アジャスター付きのウィッグを選び、自分の頭のサイズに合ったものを使用しましょう。

• 顔の輪郭とヘアスタイルが合わない

  自分の顔の輪郭に合わないヘアスタイルのウィッグを選ぶと、頭が大きく見えるだけでなく、ウィッグ自体も不自然に見えることがあります。

• ネットと地毛（自毛）が固定されていない

  ウィッグネットがしっかりと固定されていないと、ウィッグが浮き上がり、頭が大きく見える原因になります。ヘアピンでウィッグネットをしっかりと固定し、余った部分もまとめましょう。

• 下地が均一ではない

  ウィッグネットに地毛（自毛）をまとめる際に、地毛（自毛）が平らになるように固定しないと、ウィッグが浮いて頭が大きく見えることがあります。

• ウィッグネットで髪をまとめる

  ボブ〜ロングヘアの方は、ウィッグネットで地毛（自毛）をしっかりとまとめてボリュームを抑えることで、頭が大きく見えるのを防ぐことができます。髪が長い場合は三つ編みにしてまとめると、ウィッグネットに収まり やすくなります。ウィッグネットは生え際に合わせて、はみ出た髪はコームで中に入れ込み、ピンで留めるか結んで固定します。

• 下地作りを見直す

  ウィッグで頭が大きく見えるときは、ウィッグネットの使い方や地毛（自毛）のまとめ方などの下地作りを見直しましょう。ウィッグネットを使用しても大きく見える場合は、ネット使用前に可能な限り髪の毛をコンパクトにまとめたり平らにしたりする工夫が必要です。

小顔に見えるウィッグの選び方

顔の型によって映える髪の長さを選ぶ・ひと工夫によって小顔に見えることも可能なのでウィッグを選ぶ際には参考にしてみてください。

• こめかみに広めの後れ毛を作る

  こめかみに広めの後れ毛を作ると、顔の横幅がカバーされ、小顔効果が期待できます。内巻きにすると顎がシャープに見える効果もあります。丸顔の方には特におすすめです。

• 顔の輪郭に合ったスタイルを選ぶ

  自分の顔の輪郭に合ったヘアスタイルのウィッグを選ぶことが重要です。

  顔の型	ショートヘア	ミディアムヘア	ロングヘア
  丸顔	トップにボリュームを持たせたスタイルが丸顔の方におすすめです。 縦のラインを強調することで、顔の丸みを緩和し、バランスの取れた印象を与えます。	顔周りにレイヤーを入れたスタイルが適しています。 レイヤーが顔の輪郭を引き締め、小顔効果を高めます。	縦のラインを強調するストレートスタイルが最適です。 ロングヘアのストレートは、顔の丸みを目立たなくし、シャープな印象を与えます。
  面長	サイドにボリュームを持たせたスタイルが面長の方におすすめです。 横のラインを強調することで、顔の長さを緩和し、バランスを整えます。	顔周りにカールを入れたスタイルが適しています。 カールが顔の輪郭を柔らかく見せ、優しい印象を与えます。	顔周りにボリュームを持たせたカールスタイルが最適です。 ロングヘアのカールは、顔の長さを目立たなくし、華やかな印象を与えます。
  四角顔	柔らかいカールを入れたスタイルが四角顔の方におすすめです。 カールが顔の角ばった印象を和らげ、柔らかい雰囲気を作ります。	顔周りにレイヤーを入れたスタイルが適しています。 レイヤーが顔の輪郭を引き締め、バランスの取れた印象を与えます。	顔周りにボリュームを持たせたカールスタイルが最適です。 ロングヘアのカールは、顔の角ばった印象を目立たなくし、エレガントな印象を与えます。
  逆三角形顔	トップにボリュームを持たせたスタイルが逆三角形顔の方におすすめです。 トップのボリュームが顔のバランスを整え、シャープな印象を和らげます。	顔周りにカールを入れたスタイルが適しています。 カールが顔の輪郭を柔らかく見せ、優しい印象を与えます。	顔周りにボリュームを持たせたカールスタイルが最適です。 ロングヘアのカールは、顔のシャープな印象を目立たなくし、華やかな印象を与えます。

• 縦のラインを意識したスタイル

  もみあげ部分に後れ毛を作ると縦のラインが強調され、丸顔の方に適しています。前髪の横部分から長めに毛を出して後れ毛を作るのも、縦のラインを強調する効果があります。ただし、後れ毛の量が多いとだらしない印象になるため、少量にすることがポイントです。後れ毛はストレートのままだとクールな印象になりやすいため、アイロンやコテで巻いて動きをつけると、より女性らしい印象になります。後れ毛の長さは顎のラインまでを目安にするとバランスが良くなります。